Edge の基本的な情報の採取について

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こんにちは。Developer Support チームです。

今回は、弊社サポートサービスにトラブルシューティングのお問い合わせをいただく際に、事前にご用意いただきたい情報についてご紹介します。
これらの情報をあらかじめご提供いただくことで、現象や環境の理解が深まり、スムーズに対応を開始できます。
ほとんどのケースで必要になる情報なので、最初にご準備いただくと「弊社からの依頼 → お客様の返信 → 情報提供」といったやり取りを省略でき、より早く問題解決に近づけます。
手順はとてもシンプルですので、ぜひご協力ください!


Edge は 最新 3 バージョンがサポート対象です。
例えば、最新が 141 の場合は 141 / 140 / 139 が対象となります。
※ 拡張安定版の場合は偶数の最新 2 バージョン(例:140 / 138)が対象です。
サポートは対象バージョンで発生する問題のみとなりますので、まずはご利用中のバージョンをご確認ください。
対象外の場合は、最新バージョンまたは対象バージョンで再現するか確認をお願いします。

なお、Edge のバージョンは Edge のアドレス バーに edge://version と入力してアクセスした画面で確認することができます。
edge://version

ただ、ご利用環境の要件として、どうしても Edge のバージョン アップができない、といったご事情もあろうかと思います。
その場合、Edge Beta も最新バージョンであればサポート対象となりますので、Edge Beta での現象再現をご確認ください。
Edge Beta は Edge とは異なるアプリとして独立してインストールが可能ですので、既存の Edge には影響を与えることなく、最新状態での動作確認ができます。

各チャネル、サポート対象バージョン、Edge Beta の取得先については以下の公開情報をご確認ください。

   Microsoft Edge チャネルの概要
   https://learn.microsoft.com/ja-jp/deployedge/microsoft-edge-channels
   サービスとアシスト サポートのタイムライン
   https://learn.microsoft.com/ja-jp/deployedge/microsoft-edge-support-lifecycle#service-and-assisted-support-timeline
   Edge Beta オフライン インストーラー
   https://www.microsoft.com/ja-jp/edge/business/download?msockid=1b5cad06a7ee63340a0ebb52a6cf6272&form=MA13FJ
    Edge Beta 取得先


1. IEDigest ログ

  1. https://aka.ms/iedigest から IEDigest.zip をダウンロード
  2. ZIP を回答し中のiedigest.exe を実行
  3. Reports タブに [Create report archive] にチェックを入れ[Create report] ボタンをクリック
    IEDigest
  4. ツールを実行したユーザーのデスクトップ上に IEDigest フォルダが自動的に作成され、以下のファイル名の ZIP ファイルが生成されます。生成された ZIP ファイルをご提供ください。
    IEDigest__YYYYMMDD_hhssmm_PID.ZIP

2. 診断データ

  1. Edge の右上にある … メニュー内の「ヘルプとフィードバック」-「フィードバックの送信」をクリック
    フィードバックの送信
  2. フィードバックの送信画面で「診断データ」のリンクをクリック
    「診断データ」のリンク
  3. すべての項目のトグルが ON (画像のように青色) になっていることを確認し、「エクスポート」をクリック
    エクスポート
  4. 名前を付けて保存メニューにて、任意の保存場所を指定します。
        作成された exportedDiagnosticLogs.zip ファイルをご提供ください。

3. 現象再現時の動画

現象を視覚的に確認することで理解が深まります。
スマホ撮影でも OK ですが、ここでは PowerPoint の画面録画機能を例に紹介します。

  1. Powert Point を起動して新しいプレゼンテーションを作成します。
    Powert Point を起動して新しいプレゼンテーション
  2. 「挿入」タブを選択し「メディア」から「画面録画」をクリックします。
    画面録画
  3. 画面中央上部に表示されたメニュー内の「領域の選択」をクリックし、録画したい画面の領域をドラッグ & ドロップで範囲指定します。
    総合的に状況を確認したいため、可能であれば録画領域は画面全体が含まれた状態としてください。
    音声が不要な場合は「オーディオ」を無効化してください。
    領域の選択
  4. 「録画」ボタンが活性化されますので、クリックして録画を開始します。
    録画
  5. 現象を再現させます。
  6. 画面中央上部にマウスカーソルを移動させるとメニューが表示されますので、□ をクリックして録画を終了します。
    録画を終了
  7. プレゼンテーションに動画が貼り付けられたことを確認し、プレゼンテーションを保存しご提供ください。

以上でご提供いただきたい情報のご紹介は終了です。


最後に

今回ご紹介した情報は基本的な環境情報の採取です。
これだけで必ず解決できるわけではありませんが、迅速な対応のためにぜひご協力ください。

なお、本ブログは弊社の公式見解ではなく、予告なく変更される場合があります。
もし公式な見解が必要な場合は、弊社ドキュメント (https://docs.microsoft.com/ や https://support.microsoft.com) をご参照いただく、もしくは私共サポートまでお問い合わせください。